人間は元獣

人間とはどんな動物なのか。

知識や研究を重ねれば宇宙へも行ける科学者にもなるし、狼に育てられたら狼のような獣にもなる。

人間のルールや教育が異なって生きていたら、大人でもどこ構わず怒り狂ったり、殴ったり、わめき散らしたりなんだってするだろう。

人はそれぞれ環境や家族や教育や地域社会や政治によって多くの影響を受けた姿がただそこにあるだけで、皆それぞれの常識の中で生きている。

それは不平等に形成され、正解不正解ではない。
法律もまた変われば常識は変わるのだ。

獣のまま生きる事もまた可能だ。


しかし、人間の本質と獣の本質は違う。

人間が他の動物とは違うところは学ぶ感性だと私は思っている。出来事を感じて学ぶ力、知識や経験の多さによって人間は獣とは離れた存在になる。

人間の喜びや幸福もまた獣とは違うところにある。

私はそんな人間たちの中にいたいし、人間の本質を生きたい。