くよくよイライラは体の不調のせいかも!?

人間は動物ですが、自然の中にる動物たちとは異なった生活をしています。しかし人間の体も動物と同じように機能しています。

昔の辛かった経験を思い出して辛くなったり、将来が不安でため息を付いたり誰かに嫌なことを言われてイライラすることはありますか?
体には自律神経という交感神経と副交換神経のバランスを取り、内臓を調整する神経があります。交感神経とは運動したり緊張したりストレスを感じた時に働きます。動物で言ったら、獲物を狙ってる時とか敵から逃げてる時などの興奮状態の時に働く神経です。反対に副交換神経はリラックスしてる時とか寝る時に働きます。
イライラしている時というのは交感神経が働いている時です。もしも動物がストレスを感じる事があれば逃げたり噛み付いたり唸ったりするかもしれませんが、人間はなかなか社会で生きる上では難しいようです。受けたストレスを発散させないとどんどん体に蓄積されていきます。
どのように蓄積するのか、それは姿勢にも現れてきます。
交感神経が働いている時は心臓や呼吸が早くなり運動能力が上がり、胃や腸などの臓器の働きが悪くなります。そしてストレス過多になると交感神経が続く為、体や臓器にどんどん負担がかかります。
お腹が痛いとき体を丸めてお腹を押さえたりしませんか?

臓器の不調は姿勢を曲げる事で緩和されることがあります。その為、不調がでた臓器を守る為にどんどん姿勢が曲がり悪くなります。
そして姿勢が悪くなるとネガティブな思考感情になりやすいのです。ネガティブな発想をしている時は体が縮まりうつむき加減になります。一人で胸を張ってニッコリしながら大きな声出して落ち込む事はなかなかできません。体は自然にそれ特有のポーズをとります。それを整体する事で心も体も整える事が大事です。
まず、ストレスとはなんなのか。
もちろん精神的なストレスが大きいように感じますが、実はそれだけが人間のストレスではありません。
冷えストレス
寒いと交感神経が働きます。冷たい食べ物や飲み物、また体を冷やす作用のある白砂糖、カフェイン、アルコールなども体を中から冷やします。自分のお腹を触ってみて冷たい場合、内臓が機能低下している可能性があります。
冷えは万病の元、いいことはありません。
毒ストレス
フグの毒を飲んだら死にます。しかし、死なないまでも食物には少し毒が含まれている事があります。体はそんな食物を摂取するとそれを解毒する為に肝臓を働かせたり下痢をして排出したりします。添加物などの化学物質は自然物より毒性が強いものです。過剰に摂取すると脳や臓器などに影響してきす。
特に日本は海外で毒物指定され禁止されている添加物が何百種類と使われています。そんな添加物まみれの食材を食べていれば、体がその毒を対処しきれなくなるのは当然です。食材だけではなく皮膚に触れる物も経皮吸収されます。薄い毒は気が付きにくいですが蓄積していきます。
運動ストレス
運動し続けると必ず疲労します。しかし、どちらかというと運動を制御する方がストレスになるのです。動物は動く生き物です。動いて体の調整します。あくびや伸びをするのは体の調整の為の運動です。
しかしずっと同じ姿勢をしていると血流も悪くなり、体温が下がって免疫力も下がります。運動と精神は密接に直結しています。交感神経に傾いてイライラしてる時、運動能力が上がっていますから自然と貧乏ゆすりをしたりウロウロ落ち着かなかったり行動で解消しようとします。泣いたり声を出すこともストレス発散運動になります。
怒りのパワーと言うのはとても大きいものです。交感神経が過剰に働き、子供だったら地団駄を踏んだり体を大きく揺すったり泣き叫んだりするかもしれません。子供はストレスの回避方法を知っているのです。しかし、大人になって怒りや哀しみを感じてもすぐに発散出来ない場合があります。我慢に慣れてしまうとそれを我慢と感じにくくなってきます。泣きじゃくって暴れている方が次の日案外スッキリしているものです。我慢した分、カラオケやスポーツなど様々な運動で発散させる事がおすすめです。

このようにたくさんのストレスと人体は戦って、風邪をひいたり皮膚が荒れたり涙を出すなどの様々な症状を出しながら調整しています。そのため体から出ているものはなるべく抑えず、自然治癒か漢方で症状を出して治す事が好ましいでしょう。
ストレスを感じると脳内にノルアドレナリンなどの物質が出て怒りに変わります。脳内物質は自分で操作することはできません。ストレスに対して自然に体は反応しているだけなのです。
自律神経は不随意(自分では意識して動かせない)、無意識に活動しています。しかし感じやすいのは意識している悩みだったりイライラした感覚だったりします。もしかするとそれは内臓に負担がかかっているか冷えがあるかで、それによって姿勢が歪み気分も落ち込みやすくなっているだけな可能性があります。
その感覚を感じた時、「あ、体のどこかが疲れているのかな?最近の生活習慣はどうだったかな」と自分をいたわって観察してみてください。
体は正直です。体を整え心を健やかに。